こんにちは、れいです。
長い間バイクに乗っているとブレーキが甘くなるのは仕方のないことです。
バイクに乗っている以上ブレーキフルードの交換は避けられません。
ですのでこの記事では
- バイクのブレーキフルードはどれくらいで交換するの?
- お店でやるのと、自分でやるのとだと費用はいくら違うの?
- ワンマンブリーダーを使ったブレーキフルードの交換方法は?
といった悩みを解決できるように「Ninja250R」をモデルにしっかりと解説していきます。
画像付きで細かくまとめていくよ!
バイクのブレーキフルードの交換時期
バイクのブレーキフルードの交換時期は、結論から述べますと
これらのどちらか1つが当てはまっていたら、交換しましょう。
長い間交換せずにいると、ふとした時にブレーキが突然効かなくなる恐れがあります。
またブレーキフルードはバイクに乗る頻度が多ければ多いほど濁る速度は速いので、こまめにチェックしてみてください。
ブレーキフルード交換に必要な道具
バイクのブレーキフルード交換に必要な道具は以下のものになります。
①ブレーキフルード
ブレーキの要を担うブレーキフルードですね。
ブレーキフルードには「DOT」と呼ばれる規格があり、バイクのフロントブレーキ、リアブレーキごとに種類が変わってきます。
交換する際はあらかじめよく確認してから購入しましょう。
②ワンマンブリーダー
本来ブレーキフルードの交換は2人以上で行うとミスが減って良いのですが、1人でも簡単に交換できるのがこの道具です。
これがあるとブレーキフルード内にエアー(空気)が混じってしまう確率がグッと減ります。
ただデメリットとしてワンマンブリーダーはそこそこ値段が高いので、安く済ませたい方には自作する方法をオススメします。
③工具セット
ブリーダーボルトの調節に使います。
スパナがなくてもモンキーレンチで代用が効きます。(ちょっと調節しずらいですが(笑))
④ウエス
ブレーキフルードをこぼしてしまったときに拭くためのウエスです。
ブレーキフルードには塗装を剝がしてしまう性質があるので、バイクを守るためにウエスは準備しておいてください。
その他(あると便利なもの)
パーツクリーナーは汚れやこぼしてしまったブレーキフルードを洗い流すようです。
ウエスと一緒に準備しておくと何かと役に立ちます。
ブレーキフルード交換の費用
自分でブレーキフルードを交換する費用
初回 | 次回以降 | |
---|---|---|
ブレーキフルード | 2000円 | 2000円(余れば0円) |
ワンマンブリーダー | 自作500円(購入3000円) | 0円 |
ウエス | 700円 | 700円(余れば0円) |
工具セット | 2800円 | 0円 |
パーツクリーナー | 700円 | 700円(余れば0円) |
合計 | 6700円 | 3400円 |
初回時はやはり費用が掛かってしまいますが、2回目、3回目は工具やフルード、ウエス等が余ります。
ですので実質1回1000円程度で済むようになります。
お店でブレーキフルードを交換する費用
某有名バイク店でブレーキフルードを交換する場合は約4000円~5000円程度かかります。
自分で交換する場合と比べると約4~5倍も差があります。
ブレーキフルードの交換方法
ここからはバイクのブレーキフルード交換方法を画像付きで解説していきます。
前輪も後輪も場所は違えど手順は同じですので、ゆっくりと追ってみてください。
マスターシリンダーを外す
まず初めにマスターシリンダーを外します。
この時ネジがつぶれていないか確認してから外してください。
外すと中にはこういったダイヤフラムが入っています。
外すと同時に一緒についてきて、ブレーキフルードがこぼれることがあるので慎重に。
外し終えたら、ブレーキレバーを握ったときにオイルが飛び出さないようダイヤフラムをもう一度はめておきます。
また周りをウエスで覆っておくと、こぼれたときも比較的安心です。
ワンマンブリーダーをセットする
ブリーダープラグにワンマンブリーダーを取り付けます。
今回僕は自作したワンマンブリーダーを使用していますが、市販のものでも同様の手順で大丈夫です。
ブリーダーボルトを緩める
ワンマンブリーダーを取り付けたら、いよいよブレーキフルードを排出していきます。
赤丸で囲まれたブリーダーボルトを緩めるとブレーキフルードが少し流れ出てきます。
「少し流れ出てるなぁ」くらいでボルトを緩めるのをストップしてください。
ブレーキレバーを握る&ブレーキフルードを継ぎ足す
ここまで来たらあとは
これを繰り返していきます。
この時マスターシリンダー内のフルードが無くならないよう、少なくなったらすかさず継ぎ足してください。(こうすることでエアーが入る隙をなくします。)
ちなみに入れるブレーキフルードの種類は投入口付近か、説明書に記載してあると思いますので、確認してみてください。
ブリーダーボルトを締める
ある程度繰り返していると下から新しいブレーキフルードが出てきます。
これが中のフルードが入れ替わったサインですので、ブリーダーボルトを締めてワンマンブリーダーを外しましょう。
ブレーキフルードを目安まで入れ、マスターシリンダーを閉じる
プラグを締め終えたら、マスターシリンダーの目安までブレーキフルードを入れてください。
あとはマスターシリンダーをネジで締めて完成です!お疲れさまでした!
簡単なエア抜き方法
これでも多少エアーが入ってしまうことがあると思います。
そんな時は輪ゴムを使った簡単なエア抜き方法がありますので、ぜひこちらを試してみてください。
まとめ:バイクのブレーキフルード交換方法
ブレーキフルードの交換もやり方さえ知っていれば、比較的楽ちんに行うことができます。
お店だとやはり値が張ってしまいますので、これを機にご自分の手で、もっと簡単に交換してみてはいかがでしょうか。
それではお読みいただきありがとうございました。
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